経営ビジョン

記憶に残るモノとサービスを作り、その人の一部になるものを作る

今の時代、個人の生き方も、会社の経営もどこにも正解はありません。

私が尊敬するドラッガーは「誰も経験したことのない時代がやってくる」と予言しましたが、まさしくその時代が”今”です。

日進月歩で世界が進み、昨日まで当たり前だったものが、過去になる――今までの知識が役に立たない時代が、やってきているのです。

しかし、知識は役に立たなかったとしても、それまで積み重ねてきた経験は、私たちに大きな前へ進む力を与えてくれます。

弊社がこれまで行ってきた、アプリ開発という世界も日々進化し続けていますが、その進化に食らいついて来れるのは、ひとえにこれまで弊社が蓄えてきた経験があってこそ。

この目には見えない経験を活かし、記憶に残るモノとサービスを作ることが、私の、私たちの第一の目標です。

すべての人が、自分らしい生き方を求めて試行錯誤している中、私はあえて形に残らない”記憶に残る”ものを大切にし、それを未来につなげたいと考えています。

例えば、家族と過ごす、一家団欒の時間は一生モノの素晴らしい思い出ですが、目には見えません。また、弊社にお仕事を依頼される企業の方との、生身の人間同士のぶつかり合いで得た絆も、やはり目には見えません。

私たち人間は、ついつい目先のものにばかり心がとらわれてしまいますが、本当に大切なもの、大切な思い出――記憶は目には見えないけれど、ずっと心に残り続けています。

そして、それは、たくさんのモノやお金よりも、その人にとってずっと価値があるものです。

懐かしい母との思い出。

学生時代の親友との悪ふざけ。

北海道という大地で過ごした日々。

これら私の思い出は、すべて目には見えませんが、私という人間を構成するとても大切な記憶として、私の身体に染み付いています。

きっと、ほとんどの方が私と同じくお金では買えない、お金よりもずっと価値のある記憶を持っているはず。

しかし、それだけでは、私が掲げる目標としてはちょっと足りない。

どうせなら、私たちが作ったモノとサービスが、その人の心を打ち。

その人の生き方をより良くすることを、私は目指し続けたい。

LIONEが作ったモノとサービスが、多くの人の記憶に残るだけではなく、その人の一部になることこそが、本当の意味で残るということなんだ!

本当に大切なモノは目には見えないし、かけがえのない記憶もいつかは忘れてしまうかもしれない。

だけど、その人が強く心打たれた――感動した記憶はその人の血肉となって、その人と共に永遠に生き続ける。

その人の血肉となって永遠に生き続けることこそが、本当の意味で”残る”という意味だと私は思うし、それを目標にしたい。

私たちが作るモノとサービスは、目には見えないかもしれないけれど、いつかは忘れてしまうかも知れないけれど、多くの人の”感動”したという記憶と共に末永く残り続け、その人の一部になって一生を共にして欲しい!

だからこそ“記憶に残るモノとサービスを作り、その人の一部になるものを作る”ことが、LIONEの経営ビジョンなのです。

そんなLIONEの想いを実現させるために、私たちは邁進して行きたいと考えています。

さながら荒野を走るライオンのように、目標にむかって猛スピードで!

そして、このLIONEの意志を私で終わることなく、次の世代に受け継がせることも、私の目標の1つです。

正解のない時代だからこそ、さまざまな困難に対して、試行錯誤しながら立ち向かい、いろいろなモノを、サービスを作っていく。

そして、作り上げたモノとサービスを”形に残る”だけで終わらず、”記憶に残る”だけでも終わらせない、その人の一部になるものを私たちは作る。

それこそが、私が、LIONEが求めるLIONEの未来なのです。

代表取締役社長 田島 弘康

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